【健康増進法コラム】トクホ初 ノンアルコールビール「サッポロプラス」を検証する
投稿日:
2015.03.24
更新日:
2021.12.09
まずは、以下、消費者庁
承認内容を引用
『サッポロプラス
サッポロビール株式会社
清涼飲料水
難消化性デキストリン(食物繊維として)
食物繊維(難消化性デキストリン)の働きにより、糖の吸収をおだやかにするので、食後の血糖値が気になる方に適しています。
血糖値に異常を指摘された方や、糖尿病の治療を受けておられる方は、事前に医師などの専門家にご相談の上、お召し上がり下さい。摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
お食事の際に1缶(350ml)、1日1回を目安にお飲み下さい。』
各メディアの報道内容
WEB版より引用、読売新聞
『サッポロビールは23日、糖の吸収を抑える特定保健用食品(トクホ)のノンアルコールビール「サッポロプラス」を、5月26日に発売すると発表した。
消費者庁がトクホとしての表示を認めたことを受けた。350ミリ・リットル缶で参考税込み価格160円前後。サッポロによると、サッポロプラスは、食物繊維を1缶(350ミリ・リットル)に4グラム含み、糖や脂肪の吸収を抑え、血糖値の上昇を穏やかにするという。食事中に飲みやすいよう、すっきりした味わいに仕上げた。』
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食後の血糖値への機能があり、
食事や糖分を多く含む食品と共に飲むことが推奨されます。つまり、飲料だけで飲む場合は、機能が発揮されません。そのあたりは、他のトクホもあえて訴求していない部分もあるのですが、正確に表現してくか、啓蒙をすべきでしょう。
なぜ、他のトクホは飲む場面を正確に訴求していないのか。もちろん、トクホの表現Q&Aがありますので、その規制を守る必要がありますが、通常の飲料と同じように飲んでほしいから。(飲料市場のシェアを獲得したい)
一方このノンアルコールビール「サッポロプラス」は、
正確に、飲む場面を訴求することで、市場獲得につながるとみています。
理由は・・・
中年以降の方は、血糖値を気にされているから
又は、啓蒙することで、その意識が高まり、使用頻度が高まる
【血糖値について】
『食事や間食をすると、その直後から血糖値が上がります。その後、健康な人ならインスリンが十分に働いて、食後2時間もすると食べる前と同じ値まで戻ります。
インスリン作用が正常に働くようにするには、食べ過ぎに注意し、肥満にならないようにすることが重要です。日本人は、欧米人に比べてインスリン分泌が障害されやすい体質の人が多いことがわかってきました。日本人はBMIが25程度の「小太り」でも、糖尿病になることがあるのです。』
参考資料:大塚製薬WEBより一部引用
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