【機能性表示コラム】ヒアルロン酸 Na 成分検証 同一論文での研究レビューは可能?
投稿日:
2015.10.01
更新日:
2021.12.09
届出情報が公開されることにより
徐々に類似製品が出始めてきています。これは、機能性表示の検討会資料が出されていた時から指摘されていたことですが・・
例えば・・・
成分名:ヒアルロン酸 Na
表示できる機能性:ヒアルロン酸 Na には肌の水分を保持し、肌の乾燥を緩和する機能があることが報告されています。
研究レビューで機能性表示届出を準備する場合
届出資料より引用
『(イ)レビュー対象とした研究の特性
英語文献検索サイトと日本語文献検索サイトを 2015 年 3 月 3 日にキユーピー株式会社社員 3 名で検索し、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患のない、乾燥肌に悩む健常者がヒアルロン酸もしくはヒアルロン酸 Na を経口摂取することによりプラセボに比べて、角質水分量を改善するかを検証した無作為化コントロール比較試験(RCT)を選抜した。 』
現状、ヒアルロン酸の成分で研究レビューを検証すると
結果的に、すべてキューピー株式会社の論文のみが検索に上がってきます。そのため、どの企業もまったく同じ論文を活用して研究レビューを行い、届出を行います。
今後、どのように、他社の届出情報を類似して提出するというものは
多く出てくることが予想されます。
現時点のガイドラインでは、そこに制限をかけることはありません。
改めて、各企業は
機能性成分+独自成分+親和性の高い成分 このあたりの商品設計を行い。
類似品の展開を予想したうえで、商品化していくべきでしょう。
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