【景品表示法コラム】 危うい広告を続ける エクスペディア
投稿日:
2014.06.06
更新日:
2021.12.09
【景品表示法コラム】 危うい広告を続ける エクスペディア
読者よりご質問を受けましたので、以下、
旅行比較サイト エクスペディアを検証
「海外ホテル・海外ツアー99%OFF」
この内容は有利誤認にならないのでしょうか?
【参考URL】
http://www.expedia.co.jp/promos/summer-coupon2012.aspx
上記のキャンペーンは、
一般懸賞になります。
結論から申し上げると・・・
===
部分的に有利誤認の可能性があります
===
では、まず一般懸賞のおさらいをしましょう。
【一般懸賞】
景品総額:売上予定 総額2%まで
景品最高額
5000円未満:取引価格の20倍
5000円以上:10万円
===
上記のキャンペーンは一般懸賞となります。
つまり、最高額は10万円となります。
広告内容を確認すると、確かに、注釈部分に最高額は
10万円と記載があります。
しかし
広告を確認すると・・・
最高99%OFF!! と記載があります。
30万円の取引総額の場合
⇒29.7万円の割引になるのでしょうか?
ユーザー目線でみると、そのように思ってしまいます。
実際は、10万円までが割り引き額になります。
つまり、99%OFFの横に注釈を適切に置くべきでしょう。
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残念ながら、10万1円以上の旅行に関しては、「タダ」にはなりません。
本件で、消費者が「有利誤認=不当表示」の申請をすれば、
十分に処分対象になる広告表現でしょう。
著者の私自身が「え!すべてタダになるの」と感じる訳ですから、すでに有利誤認が発生しています。
以上、参考までに
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